薄毛に悩んだり気になったりしてきたら、育毛剤や発毛剤を検討し始める人は少なくありません。
育毛剤と発毛剤を似た製品だと思っている人がけっこういるようですが、実際には、完全に違う製品なのです。
リアップはよく知られている商品ですが、リアップは発毛剤なのか育毛剤なのか聞かれたら、答えに迷ってしまう人が多いでしょう。
発毛剤と育毛剤の違いを知らずに購入してしまうと、本当は発毛剤が必要な人が育毛剤を使ってしまったり、育毛剤が必要な人が発毛剤を使ってしまったりすることもあります。
そうなってしまうと、せっかくの効果が発揮されにくくなるので、お金をムダにしてしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、発毛剤と育毛剤の相違点や副作用などについて詳しくご紹介していきますので、違いを把握してみてくださいね!
違いを知らずに購入するとムダになる
ではまず、実際に発毛剤と育毛剤の違いを知らずに商品を購入して、その結果、お金や時間をムダにしてしまったケースをご紹介していきますね!
発毛剤が必要なのに育毛剤を購入したケース
私は若いときから抜け毛が多くて困っていました。
最近は、額が後退してきたので焦っています。
どうにかしなければと思ったので、ネット上でオススメとなっていた育毛剤を買ってみることに決めました。
でも、抜け毛が目立つ箇所に毛が生えてくるのを期待して、育毛剤を購入したのに、どんなに使用しても効果が実感できないのです。
毎日欠かさずに使用していたにも関わらず、毛が生えてこなかった理由がわかりません。
育毛剤が必要なのに発毛剤を購入したケース
父も祖父も髪が薄いこともあり、私も抜け毛が増えてきたのでかなり不安になっていました。
そこで、薄毛を防ぐために、ネットで薄毛に関する調査をしてみました。
すると、育毛剤よりも発毛剤のほうが効果を実感しやすいということがわかったので、早く効果が実感できそうな発毛剤を購入することにしました。
その結果、毛が生えてきて良かったのですが、どういうわけか体毛も濃くなってしまいました。
また、動悸も感じるようになって体調に異変が出てきたので、発毛剤を使うのは中止することにしました。
違いを知らずに選ぶのはNG
上記のケースでは、発毛剤や育毛剤の違いをよく知らないまま商品を購入していますね。
発毛剤や育毛剤の違いを知らずに商品を選んでいる人は少なくありません。
そこでここでは、発毛剤と育毛剤の違いをご紹介していきますので、間違って選ばないための参考にしてみてくださいね。
発毛剤と育毛剤は分類が異なる
育毛剤と発毛剤の名称はとても似ているため、なんとなく同じものだと思ってしまいますよね。
でも、これらの製品は、分類が異なり全く違うものなのです。
スキンケア商品は、主に、医薬品、医薬部外品、化粧品に分類されているのですが、発毛剤は医薬品に属して育毛剤は医薬部外品に属しています。
副作用の程度や効果の強弱に応じて、分類されています。
ちなみに、3分類だけでなく、美容雑貨や健康雑貨という分類もあります。
効果の相違
では次に、発毛剤と育毛剤の効果の違いについて、見ていきましょう。
発毛剤の主な効果
- 新しい毛が生える発毛効果
- 存在している毛を育てていく育毛効果
- 毛が抜けるのを防ぐ脱毛予防効果
育毛剤の主な効果
- 新しく毛が生えるのをサポートする発毛促進効果
- 存在している毛を育てていく育毛効果
- 毛が抜けるのを防ぐ脱毛予防効果
それぞれの効果を見てみると、発毛剤には新しい毛が生える発毛効果があることがわかりますね。
発毛剤は、髪を作る細胞にダイレクトに作用するので、新しく毛が生える効果が期待できるということです。
育毛剤は、発毛剤の発毛効果とは異なって、毛が生えるのをサポートする発毛促進効果が期待できます。
育毛剤は、頭皮の環境を改善して血流を良くすることによって、新しく毛が生えるための基盤作りをする効果が期待できるということです。
つまり、発毛剤は、ダイレクトに髪を作る細胞に働きかけて新しく毛が生えるということが認定されているので、育毛剤よりも高い効果があるということになります。
副作用の相違
発毛剤と育毛剤の良いところを見てきましたが、次はデメリットである副作用について見ていきましょう。
育毛剤と発毛剤のそれぞれの副作用の可能性について、ご紹介していきますね。
育毛剤の副作用の可能性
ほとんどの育毛剤は、天然由来成分で作られています。
発毛剤は化学的に作られている医薬品なので、育毛剤は発毛剤よりも副作用の危険性は少ないと言えるでしょう。
しかし、体質に合わないときは、育毛剤を使用してかゆみが出たりアレルギー反応が出たりすることもあるので、気をつけてくださいね。
発毛剤の副作用の可能性
さきほどもお伝えしましたが、発毛剤は化学的に作られている医薬品なので、育毛剤よりも副作用が生じる可能性は多くなってしまいます。
もちろん、発毛剤を使う人全員に副作用が生じるということはないのですが、下記のような副作用の症状が出ることもあるので注意してくださいね。
男性機能が下がる
デュタステリドやフィナステリドなどの発毛剤は、男性ホルモンに働きかけるため、勃起不全、性欲減退、精力減少などの症状が出てしまい、男性機能が下がってしまうこともあります。
しかし、フィナステリドが有効成分である発毛剤のプロペシアには、上記のような副作用が生じる可能性はたったの0.7%であるという文書が添えられています。
なので、そんなに気にしなくても大丈夫なのかもしれませんね。
ただ、デュタステリドはフィナステリドよりも高い発毛効果が期待されるので、男性機能にダメージを与える危険性は、フィナステリドよりも高いと言えるでしょう。
日本人のうち約5%が、デュタステリドを使用して性欲減退や勃起不全の症状が出たという国際共同試験の結果もあります。
かぶれが生じる
ミノキシジルは、塗るタイプの発毛剤になります。
内服薬ではないので、フィナステリドやデュタステリドよりも、副作用が生じる可能性は少ない発毛剤と言えるでしょう。
しかし、ミノキシジルを使用して頭皮に湿疹やかゆみなどが出た人もいるため、気をつけてくださいね。
育毛剤が向いている人と発毛剤が向いている人
育毛剤と発毛剤の相違点や副作用についてお伝えしてきましたが、ここで気になるのが、
「では、育毛剤と発毛剤のどっちを使用するべきなの?」
ということですよね。
そこでここでは、育毛剤が向いている人と発毛剤が向いている人について、ご紹介していきますね!
育毛剤が向いている人
では、育毛剤が向いている人はどのような人なのか見ていきましょう。
発毛剤よりも育毛剤を使用したほうが良い人は、あまり薄毛がひどくなっていない人になります。
残念なことに、薄毛がひどくなってしまったら、育毛剤では効果がほとんど発揮されないでしょう。
また、今はそんなに髪は薄くなっていないけど、これから薄毛になってしまうのを防ぐために育毛剤を使用するのも良いですね。
育毛剤のパッケージには、薄毛の状態に応じた育毛剤の効果がわかるように絵が載っているものもあるので、それらも参考にしてみましょう。
発毛剤が向いている人
育毛剤よりも発毛剤が向いているのは、薄毛がけっこう進んでいる人になります。
育毛剤が向いている人の逆ですね。
育毛剤は副作用が生じる危険性が少ないというメリットがりますが、発毛効果が少ないというデメリットもあります。
逆に発毛剤は、副作用が生じる危険性は高くはなってしまいますが、発毛効果が期待できます。
男性型脱毛症は、クリニックや病院などで治療してもらうことができます。
そのため、発毛剤を使用したい人は、専門の先生に診てもらってから、発毛剤の指示をしてもらうことをおすすめします。
まとめ
発毛剤と育毛剤の相違点や副作用などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
発毛剤と育毛剤の大きな相違点は、発毛剤は高い発毛効果があるぶん副作用が生じる可能性が高くなり、育毛剤は副作用が生じる可能性は低いぶん発毛効果が低くなるということがわかりましたね。
また、発毛剤は、薄毛が進行している人に適していて、育毛剤は薄毛が気になり始めた人や将来の薄毛予防をしたい人に適しているということもわかりました。
発毛剤と育毛剤の違いがはっきりしたので、自分に合うほうを間違いのないように選んで、その効果をしっかりと実感してみてくださいね!
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