最近生え際が後退してきた、髪が薄くなったかもしれない、とお悩みの20代男性の方はもう薄毛が始まった!とご心配ではありませんか?
男性型脱毛症であるAGAは日本人男性の3割がかかるもので、もちろん20代でもAGAの方はいらっしゃいます。
なんだか急におじさんになってしまったみたいだ、と落ち込みがちですがきちんと自分の頭皮と髪の状態を知ることができればこれからの対策が分かります。
AGAは親や先祖からの遺伝や男性ホルモンと大きく関係があるので、自己流の育毛術ではなかなか改善しにくいのが現状です。
「自分はまだ若いから薄毛なんてまだ先…」
「育毛なんておじさんみたい…」
と油断しているとすぐにAGAは進行していくので、頭皮や髪のチェックをして早めの対策を取りましょう!
生まれつきのM字は「富士額」
自分は子供の頃からおでこがM字だったと言う方は「富士額」といいます。
この名前からも伺えるように富士山の様なおでこを言い、江戸時代などの日本髪を結っていたころは美の象徴としてもてはやされました。
実際に、浮世絵などでも富士額の女性は多く登場しているので、富士額だと羨ましがられていた事でしょう。
富士山も美しい山で有名ですから、決して恥ずかしいものという認識は無かったのですね。
もちろん、子どもの頃からの「富士額」は薄毛ではないのでその方が持って生まれた個性の一つです。
おでこの形一つでも十人十色なので生まれつきの場合はそこまで気にしなくても良いのです。
しかし最近、M字になった方はAGAの可能性あり
おでこのM字になっている所の髪の毛をよくご覧ください。
髪の毛がスカスカで頭皮が丸見えと言うのであればAGAが進行している赤信号と言えるでしょう。
また、M字の分部だけ髪の毛が細い、短いのもこれから進行していくサインなのっで黄信号です。
もしかして、剃り込みを入れていたからそれが影響しているのかも?
そうお考えの方はぜひ当時の写真と今のおでこの状態を見比べてみて下さい。
見た感じもM字が大きくなっていれば分かりますが、見た目で分からなければ上記で述べた様に剃り込み周辺の髪質に注目です。
AGAの初期症状がM字なので、これを放っておくとどんどん薄毛は深刻化し、いわゆる若ハゲになってしまいます。
20代だから安心、まだ平気と言う訳では無いのです。
生え際の後退をチェックする方法とは?
自分がAGAですでに薄毛が進行しているなんて信じたくありませんが、事実を知らない事にはケアができません。
薄毛であるかどうかのチェック方法をこちらです。
頭頂線から生え際までの距離を見てみる
頭頂線とは頭のてっぺんから出ている縦の線の事です。
この線とM字が気になる部分が何センチかを測ります。
実際に数字で出す事で医学的な根拠が生まれるので、変に不安を感じずに済みますし、具体性もあります。
2センチが目安で、2センチ以上あればAGAではありません。
しかし2センチ以下であればAGAの可能性が高いです。
これが目安となるので、M字が気になる方は家族に測ってもらうか、自分であわせ鏡でチェックしてみましょう。
後頭部と生え際の毛をしっかり見比べてみる
上記で述べた長さを測ると言うやり方は他の人に測定を頼むとより正確ですよ。
でも、頼める人がいないという時は、頭頂部とM字部分の髪の毛を見比べて見ます。
髪が短くて分からない場合は、朝枕に付いていたりする自然と抜けた髪を使うのもOKですよ。
比べてみて頭頂部もM字部分も変わらない、同じ太さだと言うのであれはAGAではありません。
しかしM字部分の髪の方が細いのであればAGAの可能性は高まります。
AGAになってM字が気になりだすとその部分の髪はやせ細っていくのが特徴なので、頭頂部と比べる事で状態が分かるのです。
抜け毛の本数や髪質でAGAを早期に発見できる?
どうして早くにAGAのケアを開始するのが良いのか?
その理由はAGAは進行が始まると改善させるのがとても困難な為です。
深刻化してから何とかするのではなく、早い段階でケアを始めれば薄毛も食い止められるのです。
髪の毛を見てみて、細く弱弱しくなっていると感じているのであれば、まだおでこだけだからと油断するのは禁物です!
後ろの部分はまで薄くなっていないと放置しておくと、頭皮全体が蝕まれてしまいやがて手遅れになる可能性もあります。
下記のチェック項目と自分の髪と頭皮を比べて下さい。
- 抜け毛を見ると切れ毛があったり、極端に細かったりする
- お風呂場の排水溝、枕などが抜け毛で目立つ
- どう見ても1日の平均抜け毛である150~200本以上抜けている
当てはまる項目があればすぐにでもAGAケアを始めましょう。
頭皮トラブルに注意を払いAGAを早期発見!
- 頭皮がベタベタして皮脂が増えたと感じる
- 頭皮が痒く、フケが目立つ
- 頭皮にニキビなどの炎症が見られる
こんな症状が表れたら要注意です。
もちろん食生活の偏りや過度のストレスなどにより頭皮の異常がみられることもありますが、男性ホルモンが関係していて皮脂量が多くなっている事が考えられます。
抜け毛が目立つ、M字部分の髪が細く薄いという理由は上記の理由により髪が健康ではない為ですので、AGAの可能性を視野に入れてケア方法を探しましょう。
まだ大したことないからと放置するのは得策ではありません。
本当に何とかしたいと思った時には改善が難しくなっている事があり得るので、「あれ?」と感じたり、上記の様な頭皮の異常が見られたら即行動ですよ。
間違ったチェック方法は要注意!
せっかくAGAチェックをしてもそのチェック方が間違っていると何の意味もありません。
それどころか本当はケアが必要な状態なのに放っておく事になって手遅れを招いてしまいかねないのです。
噂で流れているAGAチェック方はもちろん正しいものもありますが、何の根拠もないものもあるので何でも鵜呑みにしないようにしましょう。
これから間違っているチェック方をご紹介します。
おでこに指を当てるという方法
「眉毛の上に小指、薬指、中指を並べて隙間が大きければAGAである」
これは間違っているチェック法と言えます。
何故かというと個々でおでこの広さや指の太さも違うのに、ひとくくりにはできないからです。
ですが、自分の指をおでこに当てて、以前よりもおでこが広がっている、等の目安として測定する分には良いでしょう。
しかしこのチェック方法はいい加減な点があるので、きちんと医学的根拠に基づく方法で測定するに越したことはないですね。
頭皮が動くかチェックするという方法
「頭皮に指を当てて動かしてみて前後左右に動けば大丈夫、しかし動かなければAGA」
これも何の根拠もありません。
よく頭皮が動けば薄毛になりにくいと言われていますが、指に力を入れれば動きやすくなりますし、軽く動かしただけでは動かないと感じるでしょう。
医学的にも根拠が見つからないチェック法です。
毛穴から出ている髪の本数を見るという方法
「1つの毛穴から生えている髪が2~4本ならばAGAである」
これは全くのデタラメです。
1つの毛穴から生えている髪の本数でAGAかどうかは分からないし、個々で差があるのが普通です。
そもそも、どうやって自分の毛穴から生えている髪の本数を確かめるのでしょうか?
毛穴を見ようと思ったら、専門的なマイクロスコープが必要になるので素人だけでは行えませんし、クリニックに行く必要があります。
クリニックに行けば医学、科学的根拠に基づいたチェックをしてくれるので、毛穴の髪の本数を数える必要も無いのです。
もちろん、毛穴は通常のカメラ、スマホのカメラでは見ることはできません。
マイクロスコープと言う専門器材を使って初めて状態を知ることができるので、どうしてこんな根も葉もない噂が流れているのか不思議です。
現在の状態がチェックできたらどうするの?
もし、まだAGAの心配が無かったとしても今からケアをしておくのはとても良い事です。
備えあれば患いなしと言うように早過ぎると言う事はありません。
また、髪の毛をかき上げてその状態を定期的にカメラに収めておくのもおすすめで、客観的に髪の毛の薄くなり方を知る事ができます。
一緒に太さも見ておくと尚良いでしょう。
薄毛ケアと一口に行っても、育毛剤、育毛シャンプーから食生活の見直しなど色んな種類があるので、こちらのページで詳しくご説明いたします。
AGAの早期治療のメリットとは?早期治療でAGAは治るの?
まだ薄毛やM字ハゲの心配は無いけれど、今から薄毛対策やケアをするのがどうして良い事なのか?
そのメリットは大きく4つあります。
- AGAの進行を抑えることで、他人の目を気にしたり不安になったりしないで済む
- 高額なAGA治療費を払わずに済む
- 本格的にAGAの症状が出ていない為、周りにバレにくい
- AGA完治も夢ではなくなる
かなり嬉しい事ばかりではないでしょうか?
クリニックに通ったり、育毛剤を購入するのが面倒くさいと思っても、こんなメリットがあれば「してみて損は無いな」と思いませんか?
その為には正しいチェック方法で自分の頭皮や髪の事を知らなくてはなりません。
逆に頭皮ケアを後回しにしているとどんどん薄毛は進行していき、こんなデメリットが発生します。
- 「あの人頭薄いよね」と影口を言われる
- どうしても人の目が気になって苦痛やストレスを感じる
- 治療に時間がかかってしまう
- 同時にお金もかかってしまう
こんなデメリットは感じたくないものです。
早め早めの行動で回避できるので、早期発見、早期治療が肝心なのですね。
AGAの早期治療のためには自分行う対策も重要?
AGAの進行を抑えるには、専門クリニックに通院して適切な処置、ケアを行う必要があります。
もちろん医師任せにするのではなく、自分自身で注意する事が大事なので、自己ケアが治療のスピードや効果に関係してきます。
下記の項目に注意をしていれば、軽い薄毛ならば症状が良くなる見込みもあります。
注意ポイント
- 育毛剤を使い、頭皮マッサージをする
- 睡眠時間を確保して早寝早起きを心がける
- アルコールは適量、タバコは控える
- ファストフードを控える、また極端なダイエットも避ける
- 運動をして汗を流したり、入浴で血行を促進させる
- ストレスやイライラは発散させる
- ビタミン、ミネラル、タンパク質を摂るようにする
以上の事柄はAGA専門クリニックに通いだしたら是非行ってほしいのです。
どんなに良い治療をしても根本的な生活習慣が悪いと中々薄毛に対する効果も表れません。
これ以上薄毛を深刻化させない為にも、自分の生活習慣に向き合っていきましょう。
AGA早期治療の注意点とは?
AGAになったらできるだけ早く改善したいというのが本音ですが、治療に経過や効果の感じ方には個人差があります。
どうして自分には効果が何もないのか、と闇雲に焦るのではなく最初から気長に行う、もしも効果を感じられなければ治療法を変えるなどの柔軟な対応が大事です。
また、治療をする際には副作用があったり、一時的に髪が抜ける初期脱毛などがある事も知っておきましょう。
理解しておきたい、知っておきたい事を挙げると、今回の治療で薄毛が改善されても、生活習慣が良くないとまた薄毛に逆戻りしてしまいます。
治療をして最初の時期(1~3カ月)の間は初期脱毛が起こりやすく、抜け毛が増加する事もありますが、これは心配ありません。
薬に関しては単一では効果を感じられなくても総合すると良好に向かっている事もありますよ。
また、薬には副作用がつきものなので、自分の体の観察も怠らないようにします。
あまり神経質にならずに育毛対策を始めよう
髪の毛が増えた、抜けたで一喜一憂するのではなく、気長に育毛をして行くのが精神的にも望ましい事です。
人間は誰でも子供時代から少年時代、大人と成長するに従い体質も変わります。
もちろん髪質や頭皮環境も変わっていきますし、生まれつきや遺伝と言う事も深く関係しているので今から大きく変化させるのは非常に難しいものです。
あまり神経質におでこや髪の心配ばかりしているとそれがストレスになり心身を蝕む原因となってしまいますよ。
育毛したいと思うとどうしても抜け毛の本数等が気になってしまいますが、落ち着くことが大事です。
まとめ
AGAになるのは嫌だから早いうちにクリニックに行っておこう。
その心がけは良いのですが、クリニックで出される薬は成分が強いものが多いので、若いうちから飲み続けるのは後になってどんな副作用が表れるか分かりません。
20代でAGAや薄毛が気になり何らかの対策がしたいのであれば、市販の育毛剤でも十分に効果が発揮できるので、安易に薬の頼らないのがベターではないでしょうか。
手軽に購入、使用できる育毛剤は正しく使えば将来の頭皮と髪への投資にもなります。