発毛剤のジェネリック医薬品があるのを知っていますか?
プロペシアなどの発毛剤を使っている方には、値段が高くてもうちょっと安いものがないかな?と思っている方が少なくないはずです。
効果は感じるけど、値段が高いので、長く続けるのが難しいと感じていることと思います。
発毛剤は長期的に服用する必要があるので、出来るだけ安いものを手に入れることも長く続けるための秘訣かもしれません。
そんな方におススメなのがジェネリック医薬品です。
ジェネリック医薬品とは、同様の効果が期待できる安い薬です。
何故値段は安いのに同じ効果があるのか?とても不思議ですよね?その理由の秘密についてご紹介します。
ジェネリック医薬品とは?
病院で処方される医療用医薬品は、大きく分けるとジェネリック医薬と先発医薬品に分けられます。
先発医療薬とは、新たに開発された新薬のことをいいます。
この先発医療薬は、発売されてから一定の期間は特許が認められて独占販売できるという仕組みになっています。
薬の開発には膨大な時間とコストがかかるため、それを回収できるように決まっているのです。
その特許の期間が終わると、どの製薬会社でも同様の薬を開発できるのです。
その薬の事をジェネリック医薬品と言います。
ジェネリック医薬品は元の薬の成分などを解析して作れるために、時間も費用もそこまでかからない為に安く作れるという訳です。
それでは、ジェネリック医薬品のが効果も同じで値段が安いならお得だと思いますよね?
しかしジェネリック医薬品には注意点もあるので、それちらもご紹介していきます。
ジェネリック医薬品の注意点とは?
実はジェネリック医薬品にはこのような注意点があるのです。
- 検証データが少ない
- 取り扱いが少ない
- 効果・副作用に違いがあるケースも
まず挙げられるのが、検証データが少ないという点、先発医療薬はたくさんの検証結果を元に薬の開発を行うのですが、
ジェネリック医薬品の場合には、その検証データが少ないのです。
オリジナルの薬を元に作っているので、安全性が低いわけではないのですが、副作用などがあるケースがあるのです。
それに、プロペシアなら効果があったのに、ジェネリック医薬品に変えたら効果が無かったというケースもあります。
ジェネリック医薬品はクリニックによって違うものを扱っていることがあるので、決まったものを入手しにくいという点もデメリットですね。
国内で正式に認可されているのは、プロペシアのジェネリックのみ
2019年現在では、発毛剤の先発医療薬で認可されているのは、プロペシアとザガーロになります。
ジェネリック医薬品では、プロペシアのジェネリックのみが正式に認められている状態です。
今後、ザガーロのジェネリック医薬品なども発売されるかもしれないですが、現状はそのようになっています。
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プロペシアのジェネリック3選
プロペシアのジェネリック医薬品は下記の3社から発売されています。
- ファイザー社 フィナステリド錠 「ファイザー」
- 沢井製薬 フィナステリド錠 「サワイ」
- 東和薬品 フィナステリド錠「トーワ」
2015年に日本で初めて、ファイザー社より発売されました。
それに続いて、東和薬品と沢井製薬から発売されたという流れになっています。
他にも、フィナステリド錠 「SN」、フィナステリド錠「武田テバ」、フィナステリド錠 「FCI」、フィナステリド錠 「TCK」、フィナステリド錠 「SKI」など様々製薬会社から販売されています。
これらのジェネリックは、品質・有効性・安全性はプロペシアと同様と考えられます。
プロペシアの価格相場が5,000~7,000円/月なのですが、これらのジェネリックは4,000~6,000円程度と割安になっています。
1ヶ月っで2000円もの違いがあれば、長い目で見た時に大きな違いになってくるのはおわかりですね。
フィンペシアというインドで開発されたジェネリック薬がありますが、
これは日本では不認可のため購入するには個人輸入代行サイトなどの購入が必要です。
ジェネリックでも海外で作られたものも多数存在しているのです。
ジェネリック医薬品の購入方法とは?
ジェネリック医薬品は原則として医師の処方が無ければ購入ができません。
海外のジェネリックを個人輸入代行サイトなどで販売していますが、あまりおススメはできません。
- 海外製の安全基準
- 偽物や粗悪品のリスク
- 副作用が起こった時の公的な救済が受けられないこと
これらの問題があるので、ジェネリック医薬品を購入の際にはクリニックでの購入を考えた方が良いでしょう。
ジェネリックは、低価格で購入できるというメリットもありますが、
すくなからずデメリットも存在していることを知っておきましょう。
自分にあったものを最終的に使えるように考えた発毛剤選びが重要ですね。