育毛剤の成分

海藻エキスは本当に育毛に効果あるの?その根拠と疑わしい点

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昔から「海藻は髪にいい」と言われているのを聞いたことがある方は多いかと思います。

最近、様々な育毛剤にも利用されるようになった海藻エキスですが、いったいどんな効果や効能があるのでしょう?

詳しく見ていきましょう!

 

海藻エキスとは?どんな特徴があるの?

海藻エキスの主成分は「フコイダン」と「アルギン酸」です。

フコイダンは髪に対して、抗酸化作用や育毛効果、保湿作用などの効果が期待できます。

髪以外にも、コレステロールの低減や血液をサラサラにしてくれる作用、血糖値を抑制してくれる作用、肝機能の向上、便通の改善など、人の体にとても良い働きをしてくれる成分です。

 

アルギン酸は、海藻のヌメリの成分で、髪のキューティクルを優しく保護してくれることから、シャンプーや白髪染めなどにもよく配合されています。

髪に対しては、髪や頭皮の乾燥を防ぐ役割があります。

体に対しては、同じくコレステロールの上昇を抑える働きや、便通改善の効果があります。

最近の研究では、取りすぎたナトリウムを効率よく体外に排出してくれる働きを持っていることがわかりました。

このことから、血圧上昇を抑える効果も見込めるとして期待が高まっています。

 

海藻エキスは何から抽出することが多いの?

昆布やわかめから取られることが多いです。

特によく使われるのは、わかめの根本である「めかぶ」。

わかめの根っこの部分で、ぐるぐる巻いたような、ヒダヒダになっているような、ちょっと気持ち悪い形状です。

元々は、わかめのいらないところとして捨てられていましたが、茹でて刻んで食べるとおいしいので食卓にものぼるようになりました。

めかぶには、先ほど述べたフコイダンやアルギン酸の他、ヨードやビタミンKが豊富に含まれています。

 

そして人気の育毛成分「M-034」はミツイシコンブが原料ですね。

昆布だしや佃煮によく使われているので、みなさんも一度は食べたことがあると思います。

ミツイシコンブには、フコイダン、アルギン酸、フコキサンチン(血糖値を下げる)、グルタミン酸(うまみ成分)が含まれています。

 

めかぶも昆布も、フコイダンとアルギン酸が共通しています。

そしてこの2つの成分が、育毛に効果を発揮すると言われています。

海藻はあまり食べすぎてはいけない!

薄毛に悩むあなたも「わかめやめかぶが好きだし、たくさん食べたら良いんだ!」と考えたかと思いますが、普通の頻度で食べるのは健康にも良いしおすすめですが、やはり何でも食べ過ぎは良くないようです。

海藻類は水溶性食物繊維です。

お腹の中に入るとドロドロのゲル状になり、便を軟らかくする作用があります。

便が硬い便秘の方にはいいのですが、特に便秘もなく健康な腸だった方が海藻類を食べすぎると、下痢をしてしまう恐れがあります。

 

また、ヨードの溜まり過ぎは甲状腺異常を発生させ、バセドウ病や橋本病という甲状腺の病気を引き起こしやすくなりますので注意が必要です。

甲状腺の病気は女性に多いですが、男性も甲状腺は持っていますので例外ではありません。

 

ヨードは通常はすぐ体外に排出されるのですが、ヨードの摂取のし過ぎで、少量でも溜まると良くありません。

めかぶは一日50gが摂取量とされています。

50gというと、スーパーでよく売っている3連パックの1パック、あれが約50gです。

案外食べられないものなんですよね。

 

わかめにも同じことが言えます。

わかめの1日の摂取量は約130gです。

乾燥わかめは約10倍に戻りますので、1日に取れる量は乾燥した状態で10gちょっとです。

やってみたらわかりますが、そんなに多い量ではありません。

食べて育毛!と言うわけにはいかないのが悩ましいところです。

 

髪の毛への効果は?

では、肝心の髪の毛への効果はどうなのでしょう?

主な成分、フコイダンとアルギン酸の働きから見てみましょう!

乾燥しがちな頭皮にうるおいを与える

フコイダンとアルギン酸には両方共に「乾燥を防ぐ保湿の作用」があります。

頭皮の乾燥は、頭皮トラブルを起こすきっかけになり、乾燥しているということは血行も相当悪い状態です。

こんな状態では、抜け毛はどんどん増えていきますし、薄毛の進行を止めることなどできません。

 

これを改善してくれる可能性があるのがフコイダンとアルギン酸です。

しかし、外からいくら乾燥を防いでも、血行を良くしないと毛髪は生えてきません。

若干の発毛効果がある?

「昆布を食べると髪に良い」と言われているのは、髪が太くなってくる効果が見られるためです。

これはフコイダンに「毛母細胞を活性化させる」働きがあるからです。

髪の毛は毛母細胞が分裂を繰り返して伸びてくるものですが、薄毛の人は毛母細胞も弱々しくなっています。

そこを、フコイダンの力で毛母細胞を活性化できたらこんな嬉しいことはありませんが、まだ実証されたわけではなく、その科学的根拠はハッキリしていません。

科学的な根拠はまだ薄い

ネット販売で人気のブブカは「M-034にミノキシジルと同等の効果があった」として、あるグラフを提示しています。

しかしこの実験は「生えてくるスピードを実験」したもので、要はまだ健在の髪が伸びるスピードを、ミノキシジルと比較したものです。

ハゲてしまったところから生えてくるスピードではないということで、科学的な根拠とは認められませんでした。

 

M-034の実証実験は、そのブブカが行った実験しかないのです。

効果があった人も多い人気のブブカですが、これではM-034の力をアピールできているとは言えません。

優れた成分であるだけにもったいない話です。

 

髪に効果あるの?ないの?どっちなの?

髪に効果的な成分だということはわかりましたが、まだ根拠が無いということで「え~効果あるの?ないの?どっち?」と混乱されている方もいるかもしれませんね。

では、冷静に分析できるように、髪に役立つ成分と、海藻エキスに含まれている成分を並べてみます。

髪が育つ栄養素は?

まずは、髪が健康に育つ栄養素を紹介します。

これらと、海藻エキスが持つ栄養素とを照合していきましょう!

タンパク質

髪の成分は、90%以上がタンパク質のケラチンという成分です。

このケラチンを作る「メチオニン」というアミノ酸は、体内で生成されることはなく、口から食べ物で摂取しないといけません。

 

幸いにも、普段よく食べている食物に含まれています。

肉類、野菜、果物、ナッツ類、チーズ、豆類など、バランスの良い食事をしていればメチオニンが不足することはないでしょう。

 

ただし、タンパク質はあくまでも健康な髪を作る要素です。

髪を育てる成分ではありません。

バランスよく食べていれば血流も良くなり、結果的に育毛に繋がりますが、タンパク質そのものはあくまでも丈夫で健康な髪を作る役割です。

しっかりとタンパク質を摂ったからと言って、ぐんぐん髪が伸びてフサフサになるというものではありません。

ビタミン類

特にビタミンBとビタミンCが重要です。

髪の毛は毛母細胞が分裂して髪となって育っていきますが、その細胞の分裂を助けるのがビタミンBです。

ビタミンCはコラーゲンの生成をサポートするので、丈夫で健康な頭皮を作ったり、血管の状態を良くして血行を改善する効果があります。

カルシウム

カルシウムは髪の見た目に関わってきます。

髪の黒い色はメラニンが作っていますが、メラニンがほぼ含まれていない髪の毛は白髪となります。

カルシウムはメラニンを作るメラノサイトを助ける働きがあり、黒々とした若々しい髪を保つのに良いとされています。

亜鉛

亜鉛は抜け毛を予防してくれる成分として有名ですね。

丈夫で健康な頭皮を作る材料として、欠かせない成分です。

 

そして、髪の素であるケラチンを合成する時に無くてはならない成分です。

さらに、男性型脱毛症(AGA)の原因の素となる「5-αリダクターゼ」を抑制してくれる働きもあります。

薄毛には欠かせない成分となります。

ヨウ素(ヨード)

先ほど「ヨードの摂り過ぎは甲状腺に悪いから海藻類は食べすぎないで!」とお話しましたが、溜まると良くありませんが、甲状腺を正常に機能させるのに欠かせない成分でもあるため、規定範囲内の摂取は必要です。

髪の毛だけでなく、私達の体の新陳代謝を促しているのは甲状腺です。

髪も毛母細胞から成っていて、新陳代謝は必要です。

正しい発毛サイクルを保つためにヨウ素は欠かせない成分でもあります。

フコイダン

フコイダンには毛母細胞を活性化させる働きがあります。

肌に塗ると保湿効果もあり、化粧品などにもよく使われています。

髪の毛そのものにもいいし、地肌にも良いということですね。

海藻に含まれる栄養素は?

  • ミネラル(カリウム、カロテン)
  • フコイダン
  • ビタミンB、ビタミンK
  • ヨウ素(ヨード)

ミネラルは、髪がどうとか言うより、体を維持するのに必要です。

ミネラルが足りないと電解質異常を起こして命が危険ですので、基礎的な成分として絶えず摂取が必要です。

それ以外の海藻エキスの成分は、どれも育毛には効果的な成分ばかりです!

特に、毛母細胞を活性化させるフコイダンがたっぷり含まれているのは嬉しいですね。

 

ビタミンBも毛母細胞の分裂を助ける働きがあります。

ビタミンKは、血液を凝固させるのに必要なビタミンです。

怪我をして血が出ますが、すばやく凝固させて血が出ないようにする手助けをするのがビタミンKです。

髪の毛に対しては、血管を健康にする働きもあるので、血行改善が大きく関わってきます。

 

髪の毛に必要な栄養素と、海藻エキスに入っているものを比較すると、かなり一致率が高いと思います。

髪に効果ある?ない?

確かに育毛の手助けにはなるでしょう。

フコイダンもうまく合えば、若干の発毛は見られるかもしれません。

しかし先にも述べたように、科学的根拠はまだありませんので、過度な期待は持たないほうがガッカリしないで済むのではないでしょうか?

頭皮を健やかにして健康な髪が生えやすい土台を作るのは確かですから、抜け毛を止めたい人は一度使ってみる価値はあると思います。

 

副作用の心配は?

いざ使おうと決めたあと、気になるのは副作用ですが、海藻エキスには怖い副作用はないのでしょうか?

ヨウ素(ヨード)も含まれているし、ちょっと心配ですね!

海藻エキスの副作用について

現在のところ、海藻エキスには副作用があるという報告はありません。

ただし、あらゆる成分は、摂る人の体質によってアレルゲンとなる可能性は常にあります。

海藻もアレルゲンの一種で、海藻アレルギーにかかる人は一定数います。

海藻アレルギーについて

海藻アレルギーはわりとなる人が多いのです。

軽いアレルギーだと100人に1人程度の割合だと言われています。

症状はじんましん、気分が不快になるなど。

 

もう少しひどいアレルギーになると、血圧低下や意識障害を起こす人もいます。

まれに、アナフィラキシーショックで亡くなる方もいらっしゃいます。

 

医療機関では、CTを撮る前などに造影剤を使用しますが、その前には必ず「ヨードアレルギー」がないかと問われます。

このヨードアレルギーは、言い換えると海藻アレルギーのことになります。

ヨードアレルギーと言うとピンと来ない人も多いので「海藻アレルギーはありませんか?」と聞く病院は多いそうです。

 

海藻を食べて下痢をするのは、水溶性食物繊維の作用なので特に問題はないですが、少量食べても下痢をする、かゆみが出てくるという場合は、海藻アレルギーを疑ったほうがいいでしょう。

 

一度、皮膚科や内科で、海藻アレルギーがあるかどうかを検査なさったほうがいいと思います。

救急でCT検査などが必要なる場合もあるからです。

緊急で造影剤を使用してアナフィラキシーショックで亡くなる方は、現に年間数名いらっしゃいます。

かゆみなどが主な症状の場合は皮膚科で、下痢が主な症状の場合は内科で「海藻を食べました。アレルギー検査をしてください」と申告しましょう。

 

海藻エキス「M-034」が使われている育毛剤一覧

  • チャップアップ
  • ブブカ
  • イクオス
  • マイナチュレ

どれもこれも、ネット販売でむちゃくちゃ売れている育毛剤です。

口コミで広がり売れ続けているので、それなりの効果はあると見たほうがいいでしょう。

海藻アレルギーがある場合は使えませんが、海藻を食べてかゆみなど出たことないという方は、一度試してみてもいいのではないでしょうか?

 

まとめ

海藻エキス「M-034」の科学的な根拠がない以上、これで「必ず発毛する!」とは言えないのが辛いところです。

しかし考えてみてください。

発毛効果がある薬剤はどれも「医薬品」となっています。

 

医療が独占したい意図も感じられますが、最大の理由は「キツイ副作用があるから」です。

医師の管理のもとでしか使用できない薬剤ばかりです。

こんなものが市販品に入っていては危ないのです。

市販品で発毛効果があると断言することは、今の実証段階では無理なことに気づきましょう。

 

それでも海藻エキスは、副作用も比較的少なく、高い効果を見せているのは確かです。

予想ですが、たとえ海藻エキスの高い効果が証明されても、国や医師会が握りつぶすのではないでしょうか?

だって、副作用がほぼないに等しく、市販でホイホイ売れるものに発毛効果があるなんて知れたら、バカ高い薬代で儲けている医療は商売あがったりですから。







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